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赤屋交流センターで勉強会を開催しました

本日、14時から赤屋交流センターで風力発電の勉強会を行いました。

赤屋地区を中心に、伯太、安来市街地、米子、松江、大山と多方面からご参加してくれました。また、安来市の市議会議員さんも数名ご参加いただきありがとうございました!

どじょっこテレビさんも来てくれましたので、後日放送していただけると思います。

安来市 日向山・大日出山 風力発電の勉強会

配慮書段階における事業者説明会には赤屋地区では2名しか参加者がいなかったとのことですが、本日の勉強会には20名以上の参加者が集まりました。皆さん、だんだん意識が高くなってきている証拠でとてもうれしいです!

勉強会を通じて、風力発電が私たちの大切なこの地域に本当に必要なものかよく考えていただければと思います。私はもちろん、風力発電は要らないと考えています。よく風力発電などを賛成される方が口にするのは、大きな事業者が地域にきてくれれば、お金が落ちる仕組みが出来上がり、次の世代にも良い思いをさせてあげられるんじゃないかという言葉です。

それは間違っていると思います。自分たちの大切なものを売り渡さないと地域は守れない。国や事業者など、誰かに頼り、与えられなければ自分たちではどうすることもできないんだ。その諦めた感情は次の世代にも伝搬します。この地域を自分たちではどうしようもできないから大切なものを売り渡しでも守ろうなんて思いは、諦めと妥協です。私たちが諦めたら、次の世代も諦めます。守るべきものがなければ、無理にこの地にとどまる必要はない。一度この地域を出て行ったら若者は二度とここへは戻ってくることはないでしょう。

私たちがこの地域の自然や歴史はとても大切なものなんだ。先人が造り上げ、守ってきたかけがえのないものだ。だから、自分たちの手で守るんだと、そういう強い想いをもって恐れずに行動することが本当は多くの次の世代も望んでいることではないでしょうか?みじめなことじゃないと思います。次の世代にとって負担なことではないと思います。次の世代が受け継ぎたい願いだと思います。生きていく上で大切なふるさとを持つことは、心の拠り所であって誇りであり、支えになります。

例え受け継ぐ次の世代が決して楽なバトンでは無かったとしても、根底に強い想いがあれば、きっとうまくやっていけると思います。それこそ本当の意味での持続可能な社会というものではないかと思います。

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鳥取西部風力発電に関する勉強会が開催されました。

 伯耆町を考える会の方々により、日本風力エネルギー株式会社(ヴィーナ・エナジー グループ(本社シンガポール))が計画する大規模な風力発電事業計画について、先日の3月10日に伯耆町の鬼の館にて勉強会が開催されました。 勉強会の講師には私たちも大変お世話になった 武田恵世先生 をお招きし、地域の方たちに風力発電の問題について正しく理解してもらいました。 勉強会の動画はこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=qP9Yw9xnmZo 鳥取西部風力発電は、安来・雲南で計画されていたものよりも規模は大きく、大変な危険性をはらんでいます。風力発電の問題はなにか?と聞かれても一言では言い表せないほどの多くの問題を抱えています。その中でも一番の懸念は健康被害です。騒音、低周波、PFAS、ビスフェノールAなど多くの問題を抱えています。 鳥取西部風力発電の計画は、直接的には建設予定地である伯耆町、南部町、江府町、日野町と4地域の問題と考えがちですが、この計画は米子市の生活水を支える水源でもあります。能登半島のような災害によって風力発電が損傷し、ブレードの損壊によってBPAやPFASが水源や土壌を汚染すれば、米子市の水道水の安全が脅かされることになります。 ブレードの有害物質について https://www.business-humanrights.org/en/latest-news/norway-ngo-raises-concerns-over-environmental-impact-of-chemicals-used-in-in-wind-turbine-blades/ どちらかというと米子市の方々の方がこの鳥取西部風力発電計画の問題については取り組んでいかねばならないと思います。

公開質問状を提出

この度、当会より日向山・大 出日 山風力発電事業を進めるジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(本社 〒106-0032 東京都港区六本木6丁目2番31号六本木ヒルズノースタワー15階)へ風力発電事業に関する公開質問状を提出しましたのでここに報告いたします。 (公開質問状のダウンロードはこちら)

安来市・雲南市に計画されていた日向山、大出日山風力発電事業計画が中止となりました

昨年、市議会へ風力発電計画の中止を求める陳情書を提出した後、多くの方々にご理解とご協力をいただくことができ、各団体からも風力発電への計画反対の意思を事業者へ示していただきました。そして、先日事業者より本計画を断念する発表がございました。 世界中で飲料水の枯渇、汚染などの問題が起きている中、私たちの生活水を支える水源域に風力発電を建設することは将来に取り返しのつかない事態を招きかねないリスクがあります。自然豊かな森林環境を何十ヘクタールも喪失することは、脱炭素と持続可能な社会の構築という観点からは疑問を感じざるえません。また、地震大国の山々の山頂に風力発電の建設をすることはリスクが大きく、能登半島の風力発電施設も多大な被害を受けました。脱炭素はグローバル政策であるから良いもの、長いものには巻かれれば良いと、なし崩し的に受け入れるのではなく、国土風土に合わせてよく検証を重ねて取り入れて行くべきです。地方は衰退し、これから先も足元を見た儲け話や失策の負担が増えてくると思います。今回の風力発電は始まりに過ぎないと感じます。自分たちの地域は自分たちで守らなければならない。今まで以上に情報を収集し、分析と見極を行い、地域の人たちと連携、共有し意見交換を行う。こういった体制を作り上げて維持していくことがこれからの地域社会には必要不可欠なことなのかもしれません。  「 風力発電施設建設を断念 安来、雲南で計画の民間事業者 環境への影響、収益性を考慮 」山陰中央新報より