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本日をもって事業者による方法書説明会の全日程が終了しました。

本日、最後の方法書説明会が安来市文化ホールアルテピアにて開催されました。

説明会に向かう前に比婆山に立ち寄り、報告を済ませてから会場へ向かう事にしました。今日は曇天で午後は雨でしたが、山頂にたどり着いた時は丁度日が出ていてよかったです。

会場は、さすがに各地で開催されてそれなりの参加者がいらっしゃったので、大ホールで行われましたが、本日はガラガラでした。(とはいえ、大ホールで開催するなら、きちんと地域住民に声掛けを事業者さんからして参加を促すべきだと思います。なんで大ホールをお借りしたのかちょっと謎です。やった感を出したかったんでしょうか・・)

説明会での事業者の説明は、相変わらずです「調査しないとお答えできない」が多く、不安を増長させる回答が多かったです。

参加者もやはり納得がいく説明を求めて、ずっと押し問答を繰り返していました。

風力発電が地域にもたらすメリットは何か?という問いにも「清掃活動や公民館のリフォーム等の地域貢献活動」という風力発電とは関係のない答弁を繰り返すため、余計、火に油を注いだ感はありました。

結局、出席者からの質問が終わらず、45分近く時間をオーバーしていました。

「環境調査を行わないと正確な事は言えないので控えさせていただく」という事業者、

「環境調査に入る前に納得のいく説明責任を果たすべき」と求める住民。平行線のままです。

東京からやってきた得体のしれない企業が、自主的な環境調査をやって安心させますと言われても、それは無理ってものです。

せめて、地域の人、もしくは地域の人が選んだ第三者の調査機関と共に一緒に調査させていただき納得の行くまで計画はすすめない、くらい言ってほしいものです。環境アセスが抜け穴だらけでダメなんでしょう。

今回の説明会を経て、また多くの質問や不安が当会には寄せられてきています。あらためて公開質問状を事業者へ送り届けようと思います。


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公開質問状を提出

この度、当会より日向山・大 出日 山風力発電事業を進めるジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(本社 〒106-0032 東京都港区六本木6丁目2番31号六本木ヒルズノースタワー15階)へ風力発電事業に関する公開質問状を提出しましたのでここに報告いたします。 (公開質問状のダウンロードはこちら)

安来市・雲南市に計画されていた日向山、大出日山風力発電事業計画が中止となりました

昨年、市議会へ風力発電計画の中止を求める陳情書を提出した後、多くの方々にご理解とご協力をいただくことができ、各団体からも風力発電への計画反対の意思を事業者へ示していただきました。そして、先日事業者より本計画を断念する発表がございました。 世界中で飲料水の枯渇、汚染などの問題が起きている中、私たちの生活水を支える水源域に風力発電を建設することは将来に取り返しのつかない事態を招きかねないリスクがあります。自然豊かな森林環境を何十ヘクタールも喪失することは、脱炭素と持続可能な社会の構築という観点からは疑問を感じざるえません。また、地震大国の山々の山頂に風力発電の建設をすることはリスクが大きく、能登半島の風力発電施設も多大な被害を受けました。脱炭素はグローバル政策であるから良いもの、長いものには巻かれれば良いと、なし崩し的に受け入れるのではなく、国土風土に合わせてよく検証を重ねて取り入れて行くべきです。地方は衰退し、これから先も足元を見た儲け話や失策の負担が増えてくると思います。今回の風力発電は始まりに過ぎないと感じます。自分たちの地域は自分たちで守らなければならない。今まで以上に情報を収集し、分析と見極を行い、地域の人たちと連携、共有し意見交換を行う。こういった体制を作り上げて維持していくことがこれからの地域社会には必要不可欠なことなのかもしれません。  「 風力発電施設建設を断念 安来、雲南で計画の民間事業者 環境への影響、収益性を考慮 」山陰中央新報より

鳥取西部風力発電に関する勉強会が開催されました。

 伯耆町を考える会の方々により、日本風力エネルギー株式会社(ヴィーナ・エナジー グループ(本社シンガポール))が計画する大規模な風力発電事業計画について、先日の3月10日に伯耆町の鬼の館にて勉強会が開催されました。 勉強会の講師には私たちも大変お世話になった 武田恵世先生 をお招きし、地域の方たちに風力発電の問題について正しく理解してもらいました。 勉強会の動画はこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=qP9Yw9xnmZo 鳥取西部風力発電は、安来・雲南で計画されていたものよりも規模は大きく、大変な危険性をはらんでいます。風力発電の問題はなにか?と聞かれても一言では言い表せないほどの多くの問題を抱えています。その中でも一番の懸念は健康被害です。騒音、低周波、PFAS、ビスフェノールAなど多くの問題を抱えています。 鳥取西部風力発電の計画は、直接的には建設予定地である伯耆町、南部町、江府町、日野町と4地域の問題と考えがちですが、この計画は米子市の生活水を支える水源でもあります。能登半島のような災害によって風力発電が損傷し、ブレードの損壊によってBPAやPFASが水源や土壌を汚染すれば、米子市の水道水の安全が脅かされることになります。 ブレードの有害物質について https://www.business-humanrights.org/en/latest-news/norway-ngo-raises-concerns-over-environmental-impact-of-chemicals-used-in-in-wind-turbine-blades/ どちらかというと米子市の方々の方がこの鳥取西部風力発電計画の問題については取り組んでいかねばならないと思います。