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安来市議会にて当会の陳情書が全会一致で採択されました。

 先日、島根県に線状降水帯が発生し、松江や出雲市で道路冠水などが発生しました。被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに一日も早く元通りの生活が送れるように願っています。

https://www.youtube.com/watch?v=T3W9rOlD7Gs&t=59s

そんな中、安来市では臨時市議会が開催され、その中で当会が提出した陳情書の採択がおこなわれました。

陳情書はこちら

7月10日に採択があると議会から連絡を受けて以降、どういった結果になるのか不安でした。この日までできる限りの署名活動や勉強会を重ねてきましたが、どこまで各議員さんたちに届いていたかは分かりませんでした。しかし、結果はなんと全会一致で採択していただきました。

山陰中央新報の速報

安来市長からは、「大規模な山林開発は阻止しなければならない」と、無理に取水域の水源涵養林を開発するような行為は避けるべきと明言していただきました。常識的な事ではありますが、大変感謝です。

水源涵養林の大切さを知り、そして地域のためにしっかりと意見を述べることができる人が安来市の市長で本当によかったです。

しかし、手放しで喜んではいられません。安来市議会が反対したからと言って建設計画が止まったわけではありません。さらに活動を加速させ、地域の未来のために住民が一丸となって地域を守っていけるように連携を強めていく所存です。引き続き皆さん、ご協力をお願いいたします。


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安来市・雲南市に計画されていた日向山、大出日山風力発電事業計画が中止となりました

昨年、市議会へ風力発電計画の中止を求める陳情書を提出した後、多くの方々にご理解とご協力をいただくことができ、各団体からも風力発電への計画反対の意思を事業者へ示していただきました。そして、先日事業者より本計画を断念する発表がございました。 世界中で飲料水の枯渇、汚染などの問題が起きている中、私たちの生活水を支える水源域に風力発電を建設することは将来に取り返しのつかない事態を招きかねないリスクがあります。自然豊かな森林環境を何十ヘクタールも喪失することは、脱炭素と持続可能な社会の構築という観点からは疑問を感じざるえません。また、地震大国の山々の山頂に風力発電の建設をすることはリスクが大きく、能登半島の風力発電施設も多大な被害を受けました。脱炭素はグローバル政策であるから良いもの、長いものには巻かれれば良いと、なし崩し的に受け入れるのではなく、国土風土に合わせてよく検証を重ねて取り入れて行くべきです。地方は衰退し、これから先も足元を見た儲け話や失策の負担が増えてくると思います。今回の風力発電は始まりに過ぎないと感じます。自分たちの地域は自分たちで守らなければならない。今まで以上に情報を収集し、分析と見極を行い、地域の人たちと連携、共有し意見交換を行う。こういった体制を作り上げて維持していくことがこれからの地域社会には必要不可欠なことなのかもしれません。  「 風力発電施設建設を断念 安来、雲南で計画の民間事業者 環境への影響、収益性を考慮 」山陰中央新報より

公開質問状を提出

この度、当会より日向山・大 出日 山風力発電事業を進めるジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(本社 〒106-0032 東京都港区六本木6丁目2番31号六本木ヒルズノースタワー15階)へ風力発電事業に関する公開質問状を提出しましたのでここに報告いたします。 (公開質問状のダウンロードはこちら)

JREさんから公開質問状に対するお返事が届きました

JRE(ジャパンリニューアブルエナジー)さんから公開質問状に対するお返事が届きました。内容的には、説明会での回答のように今後の調査や検討といった内容が多く具体的な補償事例や数字が示されたわけではありませんが、返事をしてくれたことに対してはお礼の返事をする予定です。それと共にあらたな質問が増え、説明会でも納得のいかない、不安を扶植できるような回答を得られなかったことから、あらためて公開質問状を作成して届けようと思います。 ※PDFでの回答文書はこちら ーー ※以下は、事業者からの回答内容です。読みやすいように原本から自動文字認識しましたが、そのため一部読み取りミスがあるかもしれません。その場合は行間を読んでご一読ください。原本は下部に張り付けておきます。 ーー 日向山・大出日山の風力発電を考える会 (神話の里と豊かな自然を守る会) 共同代表 木村良臣様、ファティフ イムラン様 令和5年4月17日 ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 公開質問状に対する回答について 令和5年3月30日付で送付いただきました公開質問状につきまして、以下の通り回答いたします。転載などにより本回答を公開する際は、回答全文を参照するようご配慮願います。なお、本事業におきましては現時点で事業化が確定したものではなく、今後の種法令、許認可及び関係各所との協議を踏まえ事業性の判断を行っていくものですので、ご了承ください。 記 1 安来市が対象地を自然環境保全ゾーン(以下、本ゾーン) と位置付けられていることについては承知しており、本ゾーンについては、開発を規制するものではないという認識です。一方で、第2次安来市総合計画には「積極的な再生可能エネルギーの利用を推進する」との記載もあることから、本事業の検討エリアとして計画いたしました。第2次安来市総合計画にも記載のある自然環境の保全と森林の多面的機能の有効活用については安来市と今後協議してまいります。林野庁HPに記載されている「保安」の説明については、弊社も認識しております。しかしながら、こちらも一様に開発が規制されているものではございません。例えば、山岳地には風力発電機以外にも送電鉄塔を見かけることがございます。保安林内に送電鉄塔を設置する場合は、厳しい技術的基準を満たすことで初めて設置が可能となります。風力発電機につきましても、同様に厳しい技...